2006/10/21

命日に

東京に行ったUさんが、出張で大阪に戻ってきたのをきっかけに元同僚と飲み会でした。話に花が咲く咲く。
彼女は、東京で落語にハマって誰それさんに萌え~だそうですが(笑)、耳寄りな話をゲット。

なんと吉朝さんのDVDがでるとのこと。

調べてみたら、mixiでは今月頭に情報が出てたようで、すっかり出遅れてますが、11月8日に「真髄」という2席入り(?)がリリースされるとの事。発売はCDと同じく東芝EMIですが、そちらのHPにはまだUPされてませんねえ。
楽天BOOKSが一番安かったけど予約終了、amazonが25%OFF、HMVが20%OFFでした。

紅梅亭のDVDに収録されたのはありましたが、単独では初のDVDですね。命日の発売なので、観て笑わせてもらって、改めて冥福を祈りたいと思います。DVDもこれ1本きりといわず、年に1作でもいいのであるだけ出して欲しいものです。あ~、でも、最期のCD、いまだ聴けてませんわ…。

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2006/05/20

吉朝一門会に行ってきた

昨日は、ワッハ上方・ワッハホールでの「師 桂吉朝に捧げる 吉朝一門会」に行ってました。吉朝さんが亡くなられて半年とちょっと。7人のお弟子さんが揃って追善の意味を込めた一門会です。会場は、いつか行かな、と思ってたところですが、椅子も固定で、大きさも程よくキレイなホールでしたね。ギリギリに着いたので、資料館の方は覗けませんでしたが、確か無料で昔のビデオやらが観れるはず。今度はじっくりと訪れてみたい所です。

トップバッターは、末っ子の吉の丞さんが「米揚げ笊」を。「武闘派」のキャッチコピーの通りパワフルなのが持ち味で、テンポよく楽しませてくれました。この日もお茶子をしてましたが、がさつ体育会系な感じがあふれてはりましたねえ。時間の都合で途中まででしたが、後のトークによると、吉朝さんが最後に病院で稽古をつけてくれた、というエピソードのあるネタだそうで。次が、一番弟子のあさ吉さん。自称・呉服屋の若旦那という地味~なお着物で登場。「茶の湯」という、いっぺんこのお茶の席に呼ばれてみたいわ~と思わせる噺。最初に出てくるお菓子がおいしそうなんですよね。グルメなあさ吉さんが演じると、よりおいしそうに思えるのかも。
そして全員が横に並んでトークショー。司会は吉坊さん。東京での一門会で、わやくちゃな展開になったのを反省して、お題に沿って師匠の思い出を語ることになったものの、お題を入れてる箱はトロ箱だし(いったいどこから…)、そのお題も留めているテープがなかなか剥がせず、かえって進行のリズムを乱しているという話も…。そんなどんくさい展開もありながら(笑)、楽しい話や意外な話、お弟子さんしか知りえない話がいっぱいで、いや~面白かった。「物真似」(私が見た最後の吉朝さんは吉坊さんとの物真似でしたからねえ…)と「食べ物」、「車」に「猫」、「稽古」のお題だったかな。弟子さんの夢に登場するという話。吉弥さんも、つい2、3日前に初めて吉朝さんを夢で見たとか。それなのに「おい、ひろば!(注・さこばさんのお弟子さん)」と人違いされたそうで…(ご愁傷様です)。あさ吉さんのサバ料理(半身2500円の関サバ)を食べて「死んでもいいぐらい旨い」と言ったかと思えば(それでお亡くなりに!?)、期せずして弟子の物真似をしてしまい「この口を捨てたい」と言い放つ吉朝さん。むは~、ステキや~。オーラの泉みたいな人(霊能力者ってことらしい)を通じて吉朝さんにこの会のことを聞いたところ、「(あの世に行ったばかりで)勉強すること多いから、めんどい。顔出せたら出すわ」と言われたそうで(ホンマかいな)。ま、そう言いつつ、しっかりじっくりと見てはったんじゃないでしょうかね。最後はあさ吉さんが「7人が一人ずつ分担して、師匠の芸を受け継いでいきたい」と心強い(いや心細い?)宣言をされて、少しホロリ。
中入り後は吉坊さん。今後も追善会が予定されているものの司会ばかりで落語をするのはこの日ぐらいとか。「口合根問」のあわてモンの男ぶりがハマってました。あとで知りましたが、ネタ下ろしやったんですね。最後は、「新撰組!」で人気上昇の吉弥さんが「愛宕山」。1年前に一門で登ったというから、思い入れのあるネタなのでしょう。山をぴゅーんと降りてぴゅーんと飛び上がるというご陽気なネタで、そんなSF風味なところが好きですねえ。一門随一の実力者とあって、不思議な世界にグッと引き込んで行くのはさすがです。
みなさん、個性を発揮して演じられてるのですが、そこここに吉朝エッセンスが感じられて、ちょっと切なくなったりして。でも、やっぱり落語って面白いなあ、と思いました。とりあえず、7/9のそごう寄席での追善落語会は行かなアカンな、と今から着合い入れてますよ。

最期の作品となった「そってん芝居/弱法師」のCDも、会場で売ってました。ワッハ上方やナンバの大十でも扱ってるようです。私はお別れの会でいただきましたが…まだ聞いてないなあ。

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2006/03/03

特集さよなら

というのを「報道ステーション」でやってました。最近亡くなった人を偲ぶ特集とか。チャンネルを変えようと思いつつそのままにしていたら、なんと米朝師匠が! ついに国宝逝ったか!?と思ったら、吉朝さんの話に。
ホントたまたまですが、今日はお弟子さんのブログやら米朝事務所のサイトやらそのほか諸々で、吉朝さん情報を久々に探していたところ。なんか奇遇ですなあ。
師匠とざこばさん、あとお弟子さん(誰だったか忘れたw)のインタビュー、紅梅亭のDVDに最期の舞台の音声(たぶん貰ったCDから)などで構成された2,3分ほど。それにしても、亡くなられた時はほとんど紹介してないのに、このような形で取り上げられるとは意外でしたね。まあ、見逃さないでよかった。
しかし、この特集。吉朝さんを取り上げたくて企画したのかなあ、とフト思った。もしかして、大阪・ABCのスタッフが制作してたりするかな?タレントとしては有名ではないけれど、貴重な落語家がいたことを知ってほしい、という気持ちがあったように感じます。ところで「動く吉朝」が観られるDVDは上記の「紅梅亭」(もともと吉朝さんと松葉さんの2人がメインで始まった番組でした。ちなみに、この落語会、観に行きました。しかも、前から2列目!)もの1本だけ。今後、映像作品を出す予定はないそうですが、それは落語会においても、あまりにももったいない話だなあと思うのですよ。なんとかしたいなあ…と、CDを購入したものの、未だ聞いていない私がぼやいてみます。

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2005/12/22

尼崎はくもり空

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今日、というか昨日行われた、桂吉朝さんのお別れの会に参列してきました。大げさな言い方ですが、私の人生を変えた人にお会いできる最後の機会、行けるんやったら行かなあきませんからね。
手ぶらでもよかったみたいなんですが、気持ちだけでもとお花を持っていったりしてたら、1時からの会なのに着いたの45分ぐらい。関係者の方のお別れの言葉が続いていました。BBSなどによると、さこばさん、ほぼ同期の千朝さんらの話と、「ふぐ鍋」や、お弟子さんらと愛宕山に登ったときのビデオ上映もあったそうで…面白かったやろうな。献花だけでもと思ってはいましたが、はぁ~残念。
会場は尼崎センタープール前…やなくて阪神尼崎駅近くのアルカイックホール・オクト。阪神優勝の熱気から3ヵ月後にまたここに来るとは想像しませんでしたわ。着いた頃には、もう会場内はいっぱい。ロビーにも大勢溢れていてモニターを遠目で観る状況。独演会をやっていたサンケイホールのキャパぐらいの人がいてたんやないでしょうかね。献花の順番を待つ間、出てこられた桂春団治師匠が至近距離に来られてトキメいてしまいました(笑)。ほかにお見かけしたのは、いとこいのこいし師匠(先日は物真似しはってましたなあ)や南光さん(鍋奉行ぶりはよく“まくら”で聞きました<笑>)とかですか。
しかしまあ、吉朝さんに会いに行くのに、数珠が要る様になるとは思いもしませんでした。しかも、こういう時のBGMって陰気で…出囃子じゃあかんのかな?ステージには高座での写真が、祭壇には吉朝さんが遺骨と位牌になっていらっしゃいました。さすがに「ああ、亡くならはってんなあ」と感じましたね。
帰りにいただいた封筒にはお写真が。メガネかけた洋服姿で、これがまたいい笑顔。噺家・桂吉朝というより、上田浩久さん個人の顔が垣間見れるステキな写真です。それと香典返しとしていただいたのが「最後の置き土産」のCD。最期の高座となった10/27の「弱法師」と、昨年の「米朝・吉朝の会」から「そってん芝居」と珍しい噺が2席。聴きたい、聴きたい!と思っていた「弱法師」ですが、いざとなってはなかなか聴く勇気が出ないものでして…改めて気合い入れて拝聴させてもらおうと思っています。ちなみにこのCD。ほかの「吉朝庵」と同じく東芝EMIが製造元で定価も書いてある。ただし、品番が通常とは違って「KICHO-1108」(泣ける番号や…)なので、一般流通の予定のない製品かも(封を切ってないから中がどうなってるのかは不明)。はい、家宝にさせていただきます。
まあ、こういう体験をすると、人生って…てなことを考えますね。

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2005/11/11

吉朝さんのこと

相変わらずアホなことを考えしゃべり書いていますが、なんやかんやで思い出し悲しなります。HPの宴会所ことBBSでお弟子さんの吉坊さんが「思い出すことが回向になるのでいっぱい思い出して」と書かれていたので心おきなく思い出します。
訃報を聞いたのは、泊りがけの取材に出る直前でした。準備に手が付かずもうバタバタ。なんでこんな時に関西以外の場所にいかなあかのやろ。聞いた話ではNHKのローカルニュースなどで一報があったそうですが、他でもやったんでしょうか。情報が入らなくてイライラしました。心不全で亡くなられたとありましたが、スポーツ新聞各紙を買い求めましたが、それによると、やはり胃ガンの再発だったんですね。数年前(1999年でしたか)胃潰瘍で倒れたと聞いて「それってもしかして…」と思いましたが、そう思いたくない気持ちが強く、一年前休業する時もグレート師匠の前向きなコメントに「しばらくの我慢、その内に元気にならはるわ」とどこか安心してました。99年に胃の3分の2も切除してらしたんですね。今回は投薬治療されてた、ということは切ることもできない状態だったのかもしれませんね。胃ガンて「切れば直る」なんて安直に考えていましたが…。ご本人も、もう長くないと悟ってはったんでしょうか。10/28の親子会も「これが最後の」という気持ちで臨まれたのでしょうね。
名前を知ったのは「真夜中の中」というラジオ(MBS)。86年に始まったそうなので20年ぐらい前ですね。それをキッカケにファンになって、太融寺2Fでやってた勉強会を中心にコスモ証券ホール、朝日生命ホール、サンケイホール…あっちゃこっちゃいろいろ追っかけました。いわゆる「吉朝ギャル」ですか(笑)。中島らもさんとも親交も篤く「リリパット・アーミー」の芝居も吉朝さん見たさに行ったことがあります(ちくわ)。入った編集部で演芸担当をさせてもらった頃、何度か取材させていただきました。初のサンケイホール独演会の時じゃなかったかな。「地獄八景亡者戯」という、当時は米朝師匠ぐらいしかやらなかった1時間近い大ネタをネタおろしする時のこと。「師匠が演じると賢そうに見えるアホな噺ですけど、私は面白おかしく演じさせてもらいます」ってなことをおっしゃってました。いや~ホンマにアホな噺を面白おかしく楽しませてくれましたっけ。当時、岡町落語ランドなどを担当されてて、毎回スケジュールを確認しにお電話するのが楽しみでした。向こうは忘れてはるでしょうけどね(笑)。サンケイホールの独演会は、なぜかライブを重なるコトが多くて、諦めることもありました(最後となった昨年の独演会もミッチーと重なって(笑)チケットを譲ったなあ)。8月の復帰直後の勉強会は漫才だったから、落語を聴いた最後は昨年の文楽劇場での「米朝・吉朝 二人会」かな。もう1年以上も見てないのか。錦影絵も見てないし、お米とお豆腐の会も、千朝さんとの「年末ジャンボ落語会」やら、徳本寺での夏の会やら、行きたい行きたいと思いつつ叶わなかったのが残念です。
その徳本寺で昨日、告別式が行われたようです。お弟子さんのブログを見ましたが、いい天気で清々しいお式だったようですね。BBSのお兄さんの書き込みによると、お気に入りの高座着で家族とお弟子さんに囲まれ、笑顔で逝かれたそうで、幸せな最期だったと聞いて何よりです。「落語ってオモロイの?」と聞かれた時は、まずは吉朝さんを見て、と答えてました。端正な語り口調で正統派なのに、おちゃらけたところや毒っ気もたっぷりでパンクなところが素敵なんです。若いファンが多いのはそのせいでしょう。怪談で真っ暗な場内を走り回って驚かせたり(人だまが飛んだときもあったなあ)、サゲにいかずオアズケくらったり、奇想天外、センス・オブ・ワンダーに満ち溢れた噺っぷりがたまりません。古すぎて本ネタがわからない形態模写も好き。鳴り物や踊りの入った芝居モノが似合ってて、あんな四角い顔されてますが、高座ではめちゃくちゃ男前に見えるんですよ。米朝師匠を基準に考えると(笑)あと30年は聞ける、吉朝の噺が聞けて当然と思っていました。ホンマにI miss YOUです、深い喪失感に襲われています。

吉朝さんのこれからの落語が聞けなくなるなんて物凄く残念で仕方ありませんが、ご家族やお弟子さん、米朝師匠はじめ噺家仲間、知人ご友人といった方々はもっと悲しいでしょう。何よりも道半ばで旅立たれた吉朝さんご自身が一番無念なんでしょうなあ。

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2005/11/09

ものすごいショックです

リンク: asahi.com: 上方落語屈指の実力派、桂吉朝さんが死去?-?おくやみ.

たった今知ったのですが、私のアイドルのひとり、桂吉朝さんがお亡くなりになったとのことです。吉朝さんのも米朝事務所のHPも見れない状況ですので詳細はわからないのがもどかしいです。以前から入退院を繰り返されては胃潰瘍や、いや癌やであれは、と体調不安がささやかれてましたが、この夏再始動されて、楽しみにしていたところなのに。まさか国宝より先とは…。8月の吉朝学習塾でみた漫才(笑)が最後になってしまった。20年ほどしつこいぐらいファンを続けていただけに、ものすごくショックです。地獄の冥土筋の寄席では、早くも盛り上がっていることでしょうなあ。はあ、悲しい。

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2005/08/17

落語のなかった落語会

今、落語ブームだとか。そういう話らしいです。自分も落語ファンで、高校の時は落語研究会いわゆる「落研」に所属してました(名前だけなんで「寿限無」も微妙)。そんな私のアイドルが、桂吉朝さん。ポスト米朝といわれる端正で正統派な噺っぷりと、亜空間殺法とでもいうべきアヴァンギャルドなセンスの、両極端の魅力を持つベテランです。1年ほど前から病気で休まれていたんですが、つい先ごろ本格復帰。なんとかチケットが取れた「吉朝学習塾」の2日目(8/16)。はぼ1年ぶりの勇姿を観に、大阪の太融寺に行ってきました。
ホームページによると、1日目の昨日は2席披露されたとのこと。今日の演目は…え、落語はお弟子さんばっかり。ちょっとショック(しかも、お弟子さん曰く「師匠、落語しないんですか?」「いやじゃ!」とのこと。orz)。ですが、今まで噺を聞いたことのなかったお弟子さんもいたから、なかなか興味深かったですね。みなさん、それぞれキッチリと個性を出してはりました。トリで「蛸芝居」を演じたよね吉さんは、貫禄も抜群。大いに笑わしてもらいました。
で、吉朝さんですが、弟子の吉坊さんとなんと漫才しはりました。しかも、いとしこいしさんのモノマネ!何とも…めったにないもん見せてもらいました。まあ、めったにあったら困りますけどね。そのほか、二人羽織での鳴り物教室もあって、一門総出演の豪華(?)な勉強会でした。
そうそう、太融寺の大広間ですが、もうじき改装でなくなるとか。学生時代から落語会でちょくちょく通っていただけに残念です。まあ、周りはホテルと風俗ばっかりという場所なんで、今後はどうなるんでしょうかね。

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