金沢紀行・その1~マシュー・バーニー展
この週末、金沢まで「マシュー・バーニー 拘束のドローイング展」に行ってきました。マシュー・バーニーって誰?って感じですが、ビョークのパートナーである現代芸術家。7月のLIVE8でビョークが日本のステージに出演していたのは、この展覧会で来日してたからなんですねえ。彼のことはあんまり知らないんですが、「拘束のドローイング(DR)」というパフォーマンスシリーズで知られる人で、今回展示上映される「DR9」(映画)にはビョークが主演・音楽で関わっているので、ちょっとした弾みで見てきましたよ。
まずは映画から。まあ、芸術作品なのでストーリーを楽しむというものではなく(せりふもほとんどナシ)、観念的で映像美にこだわった内容。R15指定とあって、グロいシーンもあるのですが、それが結構美味しそうに思えたりして。でも、当分鯨を食べる気にはなれないかも。茶室のシーンは衣装も道具も凝っていて美しかったです。2時間半と長い作品なんで、寝不足の私はちょっと意識が途切れましたが、楽しませてもらいました。
展示は、過去のDRシリーズ作品もあるのですが、先に映画で世界観を理解していた方がいいですね。子供向けの解説に使われていた、エビの「エビィ」、鯨の「クジラー」、竜涎香(鯨の排泄物)の「リュウゼンハカセ」のDR9トリオが非常にユニークです。DRシリーズには、トランポリンで飛びながら天井に、罰ゲームみたいに腰にゴムを括り付けその力に逆らいながら、バーベルを持ち上げながら…などなど、わざわざ手間のかかる手法で作品を描くというものが多いのですが、絶対「ナンデヤネン」というツッコミを待ってますね、この人。難しいことを考えながら手掛けているのでしょうが、「なんかオモロイことやってるやん」なんて気楽に作品に近づけるのがいいんでしょうね。ちなみに展覧会は明日8/25までなんで急げ~。観光協会に割引券が置いてあるので行く人は要チェックですよ(笑)。
さて、会場は金沢21世紀美術館。金沢市役所の隣に昨年秋できた、今注目の現代美術館です。円形で総ガラス張りの建物は観ているだけでも面白いですねえ。周辺は芝生広場になってるので、くつろいでいる人も多いし、夜はライトアップされるんですね。展覧会も終盤とあって、結構混雑していましたが、学芸員も市民ボランティアっぽい人が多くて和みます。ロッカーは100円、しかも使用後は返金されるのが親切。現代美術というと敷居が高く感じますが、思ったよりもフレンドリーな場所でしたよ。
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